魔王と勇者の戦いの裏で ~ゲーム世界に転生したけど友人の勇者が魔王討伐に旅立ったあとの国内お留守番(内政と防衛戦)が俺のお仕事です~

ファンタジー,小説小説家になろう,文字数10万~,連載中

https://ncode.syosetu.com/n1219gv/

ヴェルナー・ファン・ツェアフェルトは現代日本からRPGのゲーム世界に貴族の子息として転生したが、主人公でもそのパーティーメンバーでもない。
それどころかゲーム中には登場しない人物、しかもスキルも槍術ひとつと地味なので能力的には勇者一行のメインストーリーに参加しようもない。
僅かな利点は勇者と友情を築いたという事実と父親がそれなりの高位貴族の嫡子であるという事。ストーリーからみればまぎれもなく脇役だろう。
そんなヴェルナーはひとまず前世の知識とゲームストーリーを知っているという点、さらに貴族としての権利と発言力を生かし、まず魔軍に殺されないよう生き残りを目標に生きていく。
だがヴェルナーの前世知識とストーリーを知っているが故の行動は本人も意図しないところで様々に影響を起こしていき、死ぬはずの人物を生かし、本来ゲームでは起きなかったはずの事件にも対応しながらこの世界の歴史を刻んでいくことになる。
それは勇者の伝説とは異なる、若き貴族の努力と奮闘の記録。

これはとある異世界で記憶に残らなくても記録に残ったある人物の若き日の物語である。

R15 残酷な描写あり 異世界転生 オリジナル戦記 男主人公 脇役転生 西洋風 中世風 ファンタジー 異世界 剣と魔法 ご都合主義 ハッピーエンド ゲームの世界

ゲーム上では初手で壊滅的被害を出した国家が万全に近い形で生きているので、王や貴族の政治がマトモに動けば脅威に対して軍隊だって当然動く。

舞台がゲームの作品はヒロインや魔法や魔物やダンジョンが物語の主体になりがちだが、それとは一線を置いて、ややリアルめな貴族政治や軍事行動に焦点が当たっている作品。