『Hereafter Apollyon Online』~超高クオリティクソゲーの生産職で巨大ロボット造って遊ぼうとしてるのですが何故か勘違いされます~

VRMMO,小説ポストアポカリプス,完結,文字数10万~

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未島勘次はゲームと巨大ロボットが好きなだけの普通の高校生である。新作VRMMOである『HAO』はSF世界で銃を撃つ、肉体強化してブレードを振り回す、超能力を使う、あるいは戦闘を一切せずアイテム制作で荒稼ぎする等と圧倒的な戦闘スタイルとプレイスタイルの自由度が売りのゲームであった。

そんな中で巨大ロボットを制作、操縦し戦闘することもできるらしいと聞いた主人公は意気揚々とプレイを始めたが彼の前に立ちはだかるのは『HAO』のクソゲーっぷりだった。

初期スキルポイントを全て費やした結果得たものが動かないおんぼろ機体と読ませる気のない分厚い英語の専門書2冊だけという事実。それにキレた主人公は本のデータを掲示板に全てアップロードするがその行動が周囲の勘違いを呼ぶ引き金で……!?

『HAO』の真実に気が付かない主人公は周囲からの勘違いをどんどん強めていってしまう。がそんなことを気にせず巨大ロボットのために頑張る話です。

R15 残酷な描写あり 近未来 VRMMO 勘違い ロボット SF ヒロイン最強(物理) 掲示板 ポストアポカリプス ネット小説大賞十 コミカライズ

作品のコンセプトは「ゲームで世界を救う」と「孤独じゃない勘違いもの」だそうな。

ゲーム内の新発見が現実で世界に周知されるとゲームがメンテに入り、"現代でこの知識が共有された"という前提で全く新しい世界にアップデートされる不思議なゲーム。

主人公は怒涛の勢いでゲームをメンテ入りさせる天然な一般人だが、RTAでもやってんのかって速度で的確に影響を与えることに"真実を知る人たち"は胃を痛めたり警戒したり。

設定もストーリーも良いし、状況は次々と変わって飽きないし、目的もハッキリしてるし、かなり面白かった。