陸上の渚 ~異星国家日本の外交~

小説,現代,SF小説家になろう,文字数100万~,連載中

https://ncode.syosetu.com/n8595cs/

 第1部完。第2部連載中。
 直径4000キロメートルもある巨大な円形の山脈内に、超常現象によって日本が国土ごと転移した。
 海から完全に切り離されたことで海洋国家でなくなり、アメリカも他の国々もいない完全孤立となった日本。
 転移した星は地球よりはるかに巨大で人工衛星が回り、テレビ放送を発信し、国家や軍、国連と同等組織が存在する現代文明が栄えていた。
 日本が転移した円形山脈もイルリハランと言う国の領土であり、日本は不本意ながら侵略をしてしまったのだった。
 そしてこの星に生きる人種は不可思議にも生身で空を飛び、乗り物も全て空を飛ぶよう研究開発をしていた。
 円形山脈の領土国であるイルリハランは空飛ぶ軍を派遣し、日本も調査として地上を走って異星の地を掛ける。
 お互いに宇宙から来ると信じていた異星人と初めて相対した時、銃を向けて挨拶をするか、会話による挨拶をするのか。
 文明格差が同じだった場合、果たして日本は、イルリハランは、転移先の星の社会はどんな反応を示すのか。
 ただ一つ分かるのが、異星国家として現れた日本が戦おうとまず負けてしまう。
 戦わずして勝ちを得るしか生存の道はない。
 国家存続を賭けた、全てが手探りな外交が今始まる。

異世界転移 IF戦記 スペースオペラ 日本 宇宙人 自衛隊 国防軍 政治 国際問題 宇宙 社会問題 エンターテイメント 国ごと転移 架空戦記 集団異世界転移 新人発掘コンテスト2

宇宙人が宇宙船で地球にやってくるのではなく、日本人が日本列島ごと宇宙人の星に行ってしまう作品。

突然現れた"異星人"相手に異星人社会は友好、支配、隔離、殲滅など各国で方針は様々。

言語学者の主人公はその身軽な立場から真っ先に異星人の土地に派遣され、そのまま異星人語の第一人者として外交や陰謀の最前線に駆り出されることになる。

第1部完。第2部連載中とあるが、物語としては1部完時点で一度綺麗に畳まれている。